自己分析ってなんで必要なの?
はじめに
そろそろ本格的に就活をしている人が多いのではないでしょうか?
就活を始めてからよく聞くのが「自己分析」。
「あんま分からんけどとりあえず自己分析の本でも買ってやってみよ〜📕」とか思っている方いませんか?
2021年6月にマイナビが2022年卒の大学生・大学院生を対象としたアンケート調査で、
大学4年生・修士1年生の6月時点で、自身の就職活動について「もっとこうしておけばよかった」と思うことについて聞いたところ、
内定なしの人は43.0%、内定ありの人は36.5%もの人が「もっと自己分析をしておけばよかった」と回答しています。
多くの就活生が内定が出ていても、そうでなくても自己分析について一番後悔しているようですね😳
さて、多くの就活生を悩ませている自己分析とは一体どのようなものなのでしょうか?
今回は、代表の石川と一緒に自己分析について説明していきます!
自己分析とは?なぜするの?
自己分析とは、「これまでの経験や考え方を振り返って整理し、自分のことを理解すること」です。
これだけ聞くと、そんなに大事なの?と思いますよね。
また、「自分のことは自分が一番分かってる!」「わざわざ振り返らなくても自分がやりたいこととかわかるし!」と思ったそこのあなた!!!(去年の私😇)
就活で大事なのは、自分が分かっていることなどを「分かりやすく他人にアウトプットできるかどうか」です。
自分のことを自分が分かっていることももちろん大事ですが、自分のことを他人でも理解できるようにしなければなりません。
ここまでをまとめると、就活で自己分析をする目的は大きく2つあると言うことになります。
- 自分の就活の軸を作ること
- 赤の他人でも自分のことをESや面接を通して伝えられるようになること
です。
少し詳しく説明します。
1. 就活の軸を作る
これは簡単に言うと、
・自分が何をしたいのか
・どのような仕事、企業が自分に合うのか
を把握することです。
2. 自分のことを人に伝える
ESでは限られた文字数、面接では限られた時間で自分を売り込み、された質問に対して分かりやすく答えなければなりません。
自分のことを効果的に伝えるためには自分のことを理解しておくことが必要です。
つまり!
自分に合った企業の条件を整理し、自分のことを伝えられるようになるために自己分析をします!
大きく言うと内定率の向上と納得内定の獲得のために自己分析をします。
※内定率の向上と納得内定については後ほど詳しく説明します。
就活ですべきことを3つに分けると、「自己分析」、「選考対策」、「企業分析」になります。
自己分析はあくまでも1/3。
でも、ある程度その人の能力や経験が大事な「選考対策」、情報が画一的で差が出にくい「企業分析」に比べて、意外とみんな言語化できていない「自己分析」は最も差が生まれやすいと思っています。
なんと!自己分析をすると内定率が上がる!?納得した内定先に就職できる!?
もっと詳しく見ていきましょう!
自己分析にも種類がある?選考でも活きてくる?
エスアイでは自己分析を大きく2つに分けています。
「内向き」の自己分析と、「外向き」の自己分析です。
簡単に説明すると、
内向き:自分の長所や短所、経験など、自分のパーソナルな分析。
今まで自分を形成した能力を明確化するための自己分析。
外向き:相手や周りの環境、未来などの自分の外側に関する分析。
企業選びの軸、これからやりたいことを明確化するための自己分析。
です。
では、それぞれの自己分析が選考でどのように関わってくるかを見ていきましょう。
まず、ES・選考で聞かれる質問について。
内向き
- 自己PR
- ガクチカ
- 挑戦した経験
- 挫折した経験
- 困難だった経験
- チームで成し遂げた経験
これらは自分のことについて理解していないと答えられない内容の質問ですね!
外向き
- 志望動機
- 就活の軸
- キャリアプラン
- 職種、業界の志望動機
- 入社後にしたいこと
これらは、自分について理解していても、自分が外に対して何をしたいのか、何をできるのかを理解していないと答えられませんね!
逆に言うと、まずはこれらの質問を答えられるようになるために自己分析をします!
ではここで!先ほどの内定率の向上と納得内定の獲得についてもっと詳しく聞いてみましょう!
まずは内定率の向上について。
外向きの自己分析はできてない就活生多いので、やるだけで差別化できます。
さらに、外向きの自己分析をすると後半の面接で大事な「志望動機」や「就活の軸」の精度が上がるから受かりやすくなります。
まとめると、
選考において企業が求めている部分を多くの就活生が疎かにしている
↓
その求められている部分の精度を高くする
↓
受かりやすくなる(内定率の向上)
ということです。
次に納得内定の獲得について。
就職活動における業界の選び方は2つあると思っていて、
①行きたい業界
②行くべき業界
です。
①行きたい業界
これは幼少期から憧れがあるとか、この仕事がしたいとか、なんかかっこいいとかが動機になっているものです。「親が看護師だから同じ看護師になりたい」とかもそうですね。
ただ、これは熱量が高いのが良い反面、難易度が高かったり、企業とマッチしているかわからないから落ちる可能性も低くありません。(だからと言って挑戦すべきでないと言う訳ではありません!)
②行くべき業界
これは、自己分析によって出た条件、つまり、「就活の軸」によって決める業界です。
これらの業界は「行きたい業界」と違い、企業側に自分がなぜ合っている(活躍できる)のかを言語化できる分合格率が高いし、合っている業界だから納得内定の確率が高くなります。
【結論】
行きたい業界が悪いとかの話ではなく、行きたい業界と行くべき業界の両方のバランスが大事です。難易度やマッチング、想いなどを考慮して、受ける業界は決めるべきです。
自己分析をしないと「行きたい業界」と「受かる業界」になってしまいます。
なるほど!!
つまり、「行きたい業界 × 行くべき業界」が理想の業界選びってことですね!
確かに、自分に合っている業界に行きたいと思えたら最強なのでは…👀
では、自分の業界選び以外に自己分析の成果はあまり発揮されないのか…?
そんなことはありません!
先ほど内向きと外向きの説明をした時に、選考で質問される内容をそれぞれに分類しましたが、それ以上にも自己分析をしたことで自分の力を発揮できるような場面があります!
まずは業界・企業選びにおける「行くべき業界・企業」が一番かな。
多くの就活生が「行きたい業界」と「受かりそうな業界」で就活するので、「行くべき業界」が明確なのは有利かなと思います。
シンプルに冬インターンの質も上がるし、選考も有利です。
あとは面接でアドリブの質問がきた時かな。
定型の質問は文章の準備で対応できるけど、変化球な質問は如実に自己分析の差が出ます。
強いてもう一個言うなら深堀が強い面接!
これも文章準備だけでは厳しいです。
なるほどなるほど…
自己分析をすると自分の引き出しが増え、就活の様々な場面に対応できるようになるということですね👏🏻
何から始めればいい?
こんなに大事な自己分析!今からでも始めたい!!と思いますよね。
でも何から始めればいいの?どうやってするの?
と思っているあなたに、まずは「モチベーショングラフ」を勧めたいと思います。
モチベーショングラフとは、自分の今までの出来事を折れ線グラフで表すもので、モチベーションが上がった・下がった出来事と共にその理由を書き込んでいきます📈
この自己分析の方法は一人でグラフを作成して終わり!というではなく、誰かと一緒にグラフを見てそれぞれの出来事・理由について深掘りをしていく、というものなので、グラフを描いてみた!という方はエスアイと一緒に深掘りをしてみましょう!
もちろん、描き方について詳しく知りたいと言う方も歓迎です😆
また、自分で自己分析を色々してみた!という方も、自己分析は人によって進捗や何が合うかが違います。
今までの方法が合っているのか、これからはどうすれば良いのか、ぜひエスアイと一緒に進めてみましょう!
自己分析の手法を説明している記事やセミナーは多いですが、その手法によって何がわかるのか、自己分析がどれくらいできたら良いのかを教えてくれるところは意外に少ないです。
自己分析のやり方に囚われる必要はないので、目的意識をしっかり持っていろんな人に話すことで必ず精度は高まると思います。ぜひエスアイにも相談してください!
最後に
今回の記事で自己分析をする目的などについて理解できましたか?
今まで闇雲にワークシートに書き込んでいた方も、どのような目的で、何を見据えて自己分析をするのかが理解できていたら幸いです😌
自己分析は手段。何を明確にしたいのかの目的意識を持って始めるのが大事です。
目的はなるべく具体的な方が良いです。(就活の軸、ガクチカなど)
一人でやった気になるのが一番危ないので、誰でも良いから話してほしいです。
もっと詳しく知りたい!自分の進捗を知りたい!
とりあえず不安だから話を聞いてほしいという方!!
エスアイはいつでもお待ちしております🌱
最後まで読んでいただきありがとうございました☀️
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